GW初日に小石川後楽園
小石川後楽園に行ってきました。
いわゆる後楽園です。東京ドームでお馴染みの。
ゴールデンウィークだからというワケでもないのですが、今まで行ったことがなかったので、
天気も良いので出かけてきました。
飯田橋で電車を降りて、案内標識に沿って歩くこと10分少々。
入場券を買って、中に入って目に飛び込んできたのが。
和風庭園の奥にそびえる白い無機質な半球状のドーム。
そして東京ドームで行われているコンサートの音響がBGMとなって流れています。
しかも、庭園までは微妙な距離があり、どんな曲かは判別不可になって、
「ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん」と流れています。
東京に突如現れた、結界の中の巨大なドーム。
それは太古の超文明が生み出した古代兵器だった。そこから、襲来する謎の兵器。
人類は今、未曽有の脅威と立ち向かう。
とか何とか、SF風なゲームのオープニングを想像してしまいます。
このアンビバレントな景色の組み合わせは、私個人はシュールというか秀逸だと思うんですが、
ドーム建設当時は、揉めたんでしょうね。
ちなみに、この後楽園を散策していると、水戸光圀と朱舜水なる人の名前がチラホラ。
水戸光圀が後楽園を改修する際に、朱舜水という人の意見を大いに取り入れたと説明が書かれています。
水戸光圀の方は、水戸の黄門様として多少は、知っていますが、歴史にあまり明るくない私は、
朱舜水なる人の名前を見ても、見た事がある程度で、どんな人かはサッパリわかりません。
調べてみると、朱舜水とは、明の人で、明王朝が滅亡した時に、日本に亡命してきた儒学者だそうです。
日本に亡命していた、朱舜水を水戸光圀は自藩に招き入れ、学問の手本としたとか何とか。
確かに、後楽園の東屋の造りがどことなくアジアっぽい雰囲気の骨組みだったりします。
ついでに色々と調べているとこんなエピソードが。
水戸光圀が朱舜水を藩に招き入れる際に、うどんをもてなします。
朱舜水は返礼として、中国式の汁そばを振る舞ったとされており、
日本で最初にラーメンを食べたのは水戸光圀だと言われています。
初夏の陽気を遮る程よい緑の多い園内を歩くのに、今は絶好のコンディションです。
2時間くらい掛けて園内を1周し、入口の茶屋で甘酒を頂いて帰りました。
甘酒は夏の季語で、飲む点滴とも言われています。
ぬるめの甘酒が歩き疲れた体に沁み透ります。
甘酒の写真を撮り忘れたので、手持ちの写真で代用。季節は思いっきり冬です(笑)
恒例のお子様トイレ事情。
オムツ替えのスペースは、女性用のトイレのみでした。
パパと子供のマンツーマンだとちょっと厳しいかも。
ダンナ