安近短の究極、深大寺と突然の煙霧
3月10日 日曜日
今日も暖かいし、どこかへ行こうかと思いたったので、行ってきました。深大寺。
今日も今日とて娘とカミさんと一緒に。
桜の季節ではありませんが、その方が人出も抑えられてて良いだろうとの考えもありつつ。
深大寺。良いですよ。
電車から乗り換えて、三鷹から吉祥寺からバスでお出かけなので、旅に出ている感じも味わえます。
安近短(あんきんたん)の日帰り旅行といって隣県などへ出掛けたりのプランが多いですが、
都内の人なら深大寺でも、ほんのちょっとした旅行気分が味わえます。
深大寺に行くと旅行気分が味わえるのは、やはり門前町感がバッチリあるからだと思います。
ちょっと東京ではない、長野あたりっぽい感じをイメージしてみましょう。
ソバとおやきが名物なので、長野っぽさは、イメージしやすいはずです。
良質の湧水があって、水車がそこここで回っているのもポイントが高いです。
深大寺と言えば、他にもNHKで朝の連ドラ、「ゲゲゲの女房」でも描かれていたので、有名かとも思いますが、
ゲゲゲの鬼太郎でお馴染みの水木しげる先生とも縁の深い土地で、鬼太郎たちも鬼太郎茶屋で待ってます。
少し離れた所に、東京でも有数の桜のスポットの神代植物公園もあり、
これからの季節はより多くの人出が予想されます。
私は、行ったことないのですが、温泉もあります。
さて。深大寺への行き方は。
中央線で三鷹へ。三鷹から、小田急バスで深大寺へ。
バス乗り場は南口3番乗り場です。
深大寺と言えば、何と言っても、深大寺そば。
他の物を食べる予定も準備もしてないですし、素直におソバを食べましょう。
お昼ちょっと前くらいに深大寺に付きました。
桜の季節でもなかったのですが、何軒かのお店で既に行列が出来ています。。
まぁ行列になってる店だけが、美味しい店ではありません。
行列になっていない店へ行きましょう。
激しく行列しているお店の向かい。水車の回っているお蕎麦屋さんへ。
味の陣屋というお店です。結果から言うと大正解でした。
落ち着いた感じの雰囲気の店内で、人の良さそうなお店のかたに、座敷へと案内されました。
あなご天付そば1200円を注文。カミさんと娘でとろろそばを注文。
しばらくすると料理がやってきました。
あなごの天ぷらは、外はサクサク、中はトロリとしていました。
どうやってあなごの天ぷらを揚げたら、中がトロトロになるのか不明ですが、食感のコントラストが見事でした。
そばは、つなぎの少なそうな細めです。はかなげな印象すら感じるほど細いですが、
お店自慢の福井県産のそばです。意外としっかりとコシがあります。
あと、なんだかよく分からない、野草の天ぷらがたくさん付いています。
流石に説明のない野草の天ぷらでは、種類まではよく分かりません。でも美味しいです。
この手の野草の天ぷらを、名前も知らずに食べるのが、醍醐味だと勝手に思っています。
成人男性には、ちょっと少ないんですが、良いんです。
深大寺は、門前で色々売っています。そっちを攻めてみましょう。
三人でそれぞれ、そばパンキーマカレー300円を、あげまんじゅう150円、そばまん120円を購入。
そばパンは、そば生地のパンで、基本的には、おやきの中身的な具のラインナップでした。
キーマカレーだけが、やや特殊でした。
と写真を撮りたかったのですが、カメラのバッテリーが尽きました。残念。
途中、3月とは思えない陽気、というか暑さで歩き疲れたので、
お茶屋さんで、また甘味を食べながら、休憩していると凄いことになりました。天変地異です。
一天にわかにかき曇り。というか、一天にわかに真っ茶っ茶です。
どんどん気温も下がってきます。
さっきまで半袖Tシャツでも暑いくらいだったのに、長袖Tシャツ、ジャケットまで着てしまいました。
外にいた人は、一様に空を見上げて、「黄砂だ。黄砂だ」と騒いでいました。
関西に住んでた時には、年に1回くらい黄砂って来ていたと思います。
でも「黄砂って、こんなに一気に来たっけ?ってか、そもそも、もっと地味じゃなかったっけ?」と思ってました。
「黄砂の本気ってのは、凄いなー」という感想でした。
「凄かったなー」とカミさんと話ながら、家に帰ってきてニュースなどを見てると、
黄砂ではありませんでした。煙霧だったそうです。初体験です。煙霧。
煙霧は、地表の埃が舞い上がる現象だそうで。なるほど、だからあんなに一気に曇ったのかと、合点が行きました。
近くへ気楽に旅に出たら、思わぬハプニングに見舞われた深大寺旅行でした。
ダンナ